2007年02月13日

決意11

123番目

何もない空間が揺らめき、次第に輪郭を浮かび上がらせる。

薄い紫に濃い紫のアクセントで構成されたメイド服。

白いレースはふんだんに使ってある。非常に上品な感じのするロングスカート。

俺のメリーよりは少しお姉さんという感じの少女が現れた・・・。

彼女もまたメリー・・・紫のメリーだという・・・。

 

「おこちゃまの癖に・・・そういうことは、まだまだまだまだまだまだはやいんですの!」

きっと、俺のメリーをにらみつけている紫のメリー。

「たかし様もたかし様ですの!」

今度はメリーの後ろにいる俺をにらみつける紫のメリー。

「私が姿を消して、もしかしたら、こんなおこちゃまじゃなくって、私しをお呼び下さるのではないかと期待に胸を膨らませながら・・・」

紫のメリーは俺のメリーを無視して、俺に近づいてくる・・・。

「そう・・・『紫・・・やっぱり、あんな発育の止まったおこちゃまではなく、お前が・・・』なんていってくださるのではないかと・・・その・・・待っていたら・・・なんですの?そんなおこちゃまなんかに・・・」

夢見がちな乙女の妄想モード・・・。目に星がきらきらと光っているぞ・・・。

「発育とまってないもん!」

紫のメリーの行く手を阻むのは、俺のメリー・・・。

「ちょっとまて・・・」

またここで、少女の発育についてといううれしはずかしな話題で盛り上がられては、話が進まない。

「メリー・・・ちょっと待ってくれ、紫のメリー・・・少し話したいことがある」

俺は、俺のメリーを引っ張って、紫のメリーから引き離し、紫のメリーの前に立った。

「ほら!やはり、おこちゃまなんかではたかし様は満足・・・」

ほほほほほと高笑いしそうな紫のメリーの言葉をさえぎり、俺は話を切り出した。

 

posted by 126 at 03:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 第九の情景「決意」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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