2007年02月13日

決意12

124番目

「唐突だが、おまえ、どうやって、メリーが俺との契約をしたことを知った?」

俺は真剣な顔で紫のメリーを見据えた。

俺のメリーも、俺のいわんとしていることがわかったと見えて、ベッドに座って俺の様子を見ている。

紫のメリーは・・・。

「そ、それは・・・」

少しうろたえ、下を向いた。

「それはいえませんの・・・」

先ほどまでの高飛車な態度からは一変して、沈み込んだ姿の紫のメリー。

「どうしてだ?」

「それを話したら、わたくしも、消されてしまいますの・・・」

「そうか・・・わかった」

・・・紫のメリーは本当に何かにおびえているようだった。

しかし、ここでわかったことがある。紫のメリーは、偶然黒のメリー・・・つまり俺のメリーが俺を殺すことができなかった、つまり契約を遂行することができなかったということを知ったのではなく、何者かに告げられたということ。

そして、そのなにものかは、紫のメリーをおびえさせる存在であるということ。

たしかに、黒い鎌の話では、人外のものにとって、黒い鎌のマスターとなることは絶大なる力を与える。

人外のものである、紫のメリーにとっても、それは大きなメリットであるだろう。

しかし、それがなにものかによって指示されたものであるのであれば・・・。

そのものの目的は・・・いったいなんだというのか?

 

posted by 126 at 03:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 第九の情景「決意」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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